高血圧症
高血圧症は、血圧が慢性的に正常値よりも高い状態を指します。具体的には、診察室で測定した血圧が140/90mmHg以上、または家庭で測定した血圧が135/85mmHg以上の場合に高血圧症と診断されます。高血圧症は、自覚症状がないことが多いため、放置されがちですが、心臓や血管に負担をかけ続け、脳卒中や心筋梗塞といった重大な疾患を引き起こすリスクを高めます。早期発見と適切な治療が非常に重要です。
石畑診療所では、患者さん一人ひとりの状態に合わせた丁寧な診療を心がけています。高血圧症の診断から、生活習慣の改善指導、薬物療法まで、総合的なアプローチで健康をサポートいたします。箱根ケ崎駅から徒歩15分、無料駐車場も10台ご用意しておりますので、お気軽にご来院ください。日曜も診療しておりますので、平日はお忙しい方も通院しやすいかと思います。
高血圧症の症状について
高血圧症は「サイレントキラー」とも呼ばれ、初期にはほとんど症状がないことが多いです。そのため、健康診断や他の病気で受診した際に偶然発見されるケースが少なくありません。しかし、血圧が高い状態が続くと、以下のような症状が現れることがあります。
- 頭痛
- めまい
- 肩こり
- 動悸
- 息切れ
- むくみ
これらの症状は、高血圧症以外の原因でも起こりえますが、気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診することをお勧めします。特に、高血圧症のリスク因子(家族歴、喫煙、肥満など)をお持ちの方は、定期的な血圧測定を心がけましょう。
高血圧症の原因について
高血圧症の原因は、大きく分けて「本態性高血圧」と「二次性高血圧」の2種類があります。
本態性高血圧
本態性高血圧は、原因が特定できない高血圧症のことで、高血圧症全体の約90%を占めます。遺伝的な要因に加え、以下の生活習慣が関与していると考えられています。
- 塩分の摂りすぎ
- 肥満
- 運動不足
- 喫煙
- 過度の飲酒
- ストレス
これらの生活習慣を改善することで、血圧を下げることが期待できます。
二次性高血圧
二次性高血圧は、他の病気が原因で起こる高血圧症です。原因となる病気としては、以下のようなものがあります。
- 腎臓の病気
- 内分泌系の病気(甲状腺機能亢進症、クッシング症候群など)
- 睡眠時無呼吸症候群
- 薬剤(一部の鎮痛剤、ステロイドなど)
二次性高血圧の場合は、原因となっている病気を治療することで、血圧が正常値に戻ることがあります。
高血圧症の病気の種類について
高血圧症は、血圧の値によっていくつかの段階に分類されます。日本高血圧学会のガイドラインでは、以下のように分類されています。
- 正常血圧:120/80mmHg未満
- 正常高値血圧:120~129/80mmHg未満
- 高値血圧:130~139/80~89mmHg
- I度高血圧:140~159/90~99mmHg
- II度高血圧:160~179/100~109mmHg
- III度高血圧:180/110mmHg以上
また、家庭血圧と診察室血圧で基準値が異なること、診察室血圧では正常なのに家庭血圧が高い「仮面高血圧」や、その逆の「白衣高血圧」があることも知っておくことが大切です。
高血圧症の治療法について
高血圧症の治療は、生活習慣の改善と薬物療法が中心となります。
生活習慣の改善
生活習慣の改善は、高血圧症治療の基本です。具体的には、以下の点を心がけましょう。
- 減塩:1日6g未満
- バランスの取れた食事:野菜や果物を積極的に摂り、高脂肪食を控える
- 適度な運動:ウォーキングなどの有酸素運動を1日30分以上、週3回以上行う
- 禁煙
- 節酒:男性は1日ビール500ml、日本酒1合、女性はその半分を目安とする
- ストレスの軽減:十分な睡眠、趣味やリラックスできる時間を持つ
薬物療法
生活習慣の改善だけでは血圧が十分に下がらない場合や、重症の高血圧症の場合は、薬物療法が必要となります。高血圧症の治療薬には、以下のような種類があります。
- 利尿薬:尿量を増やして、体内の水分や塩分を排出する
- カルシウム拮抗薬:血管を広げて、血圧を下げる
- ACE阻害薬、ARB:血管を収縮させる物質の働きを抑えて、血圧を下げる
- β遮断薬:心臓の働きを抑えて、血圧を下げる
これらの薬は、患者さんの状態や合併症などを考慮して、医師が適切なものを選択します。薬物療法を開始した後も、定期的な診察を受け、血圧の状態を確認しながら、薬の量や種類を調整していくことが重要です。
高血圧症についてのよくある質問
Q1. 高血圧症は遺伝しますか?
A1. 高血圧症になりやすい体質は遺伝することがありますが、生活習慣も大きく影響します。ご家族に高血圧症の方がいる場合は、生活習慣に気をつけ、定期的な血圧測定を行うようにしましょう。
Q2. 血圧を下げる食べ物はありますか?
A2. カリウムを多く含む野菜や果物(ほうれん草、バナナなど)、マグネシウムを多く含む海藻類、カルシウムを多く含む乳製品などが、血圧を下げる効果があると言われています。ただし、特定の食品だけを摂取するのではなく、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
Q3. 薬を飲み始めたら、一生飲み続けないといけませんか?
A3. 薬物療法は、血圧を正常値に保つために必要な場合がありますが、生活習慣の改善によって血圧が安定すれば、薬を減量したり、中止したりできることもあります。医師と相談しながら、適切な治療計画を立てていきましょう。
